更新料は必要か?その2

 更新料は必要か?というテーマで、もう一つ大事な要素があります。それは、不動産管理会社です。借り主や貸主にとってメリットがないものが、なぜ、未だに残っているかというと、不動産管理会社にとってメリットがあるからです。
 更新料そのものやその一部を、手数料として収入にできるだけでなく、退去時のリフォーム費用も大きな収入源となっているからです。
 もちろん新たな入居者が見つかった際の、広告料や仲介手数料なども新たに入ってきます。
 一般的に管理収入は、賃料の5%程度と言われています。20ヶ月かけてやっと一ヶ月分の賃料に到達しますが、リフォームや広告料であれば、一ヶ月も有れば収入になります。
 つまり、頻繁に入退去のを繰り返す物件の方が、不動産管理会社は、儲かるのです。
 更新料をなくすと言われて、最も困るのは、不動産管理会社ですので、管理そのものを嫌がる場合も有ります。
 そういった場合は、半月分程度をオーナー負担の更新料として渡すなどの方法をとって、稼働率を高めた方が、事業の安定性が、より高まる場合もあります。
 不動産賃貸業においては、不動産管理会社とは利益相反するケースが多いので、ケースごとに慎重に選択する事が必要です。
 見た目の管理手数料の安さに惹かれて、損をするよりも、手数料を上乗せして払うくらいが、トータルコストが安くなるかもしれません。
 目先の入金額よりも、事業全体の収益が大事ですので、損して得を取る発想が必要です。

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